くんくん哲学と修行中ヨーギ

哲学者くんくんと修行中ヨーギの日常会話

くんくんからのバースデープレゼント

くんくんはいつもお誕生日のプレゼントをくれる。

少し前から今年は何にしようかと考えてくれているようだ。

 

ちなみに母の日は何もない。

小学生の頃「ここに存在していることが既にギフトだ」

くらいのことを言っていたので。

 

おととしは地球儀だった。

私が地理が苦手で、それでも世界のいろんな国に行くので、

少しは勉強して覚えたら?と思ったのか。

 

地球儀は結構高価なのだ。

だから手のひらサイズよりももう少し大きなコンパクトなサイズ。

 

それでも安くはなかったと思う。きっと。

 

位置関係を見たりするのに時々使っているが、私が地球儀を見ていると満足そうな顔を見せる。

 

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その次はフィンランド語の本だった。

 

「どうせまた行くんでしょ?」と言って。

 

くんくんは私の頭の中を見ているかのようだ。

その時一番興味のあることを知っている。

 

おかげで少しずつではあるが、わかる単語が増えて来た。

まだまだ会話までは行かないけれど、なんとなくうっすらわかることがある。

 

今年は誕生日当日に私が日本にいなかったので、

「その日にあげられないならなぁ」

とぼやいていたけれど、帰国したらベッドの上にムーミン一家のバスタオルが置いてあった。

 

色はフィンランドらしいブルーとグリーンが基調。

ファミリーで洗濯物を干している絵だ。

ふ~ん、ピンクじゃないんだな、と思っていたら

「ピンクのもあったけど、どぎつい色だったからこっちの方がいいでしょう?」

それもわかっているな。

ピンクなら何でもいいというわけではないことも。

 

いまだ、頭の中はフィンランドで一杯なので、それもくんくんにはわかっているんだろう。

 

だけど

 

私はバスタオルをお風呂上がりには使わない。

フェイスタオルで十分だからだ。

そして毎日それを洗う。

バスタオルだと1~2回使って洗う家庭が多いと思うが、髪の毛を拭いたりするとけっこう濡れるので、その濡れたバスタオルを洗面所で干すのがいやなのだ。

 

それだったら小さなタオルを毎日洗って使いたい。

 

くんくんは知らなかったみたいだ、私がいつもお風呂上がりにバスタオルを使ってないのを。

 

「え?バスタオルは使ってないの?」

 

くんくんは自分の興味のあること以外、何も見ていないし聞いていない。

だから同じ家に住んでいても、何も気付いていないことだらけだ。

私は他の目的でバスタオルを使っているので洗濯には出ているから、使っていると思っていたらしい。

 

枕カバーのようにタオルを敷いているのだけど、せっかくなので、それをムーミンのにかえた。

 

たぶん私はわかりやすいと思う。

 

何が好きで、何に興味があって、何をすると喜ぶのか。

一年に一回くらい、想われるのもいいものですね。