幸せとは
くんくんが会社に行く前に問うてきた。
「幸せを誰かが持って来てくれるのを待っているのは、こどもだと思う?」
うーん・・・
こどもというか、人によるんじゃないかな?
私を見てればわかると思うけど、待ってても幸せにはなれないから
自分の手でつかみ取りに行くものなんだよ。
こどもの頃からそうだったし。
だからその人の性格によるんじゃないかな。
自分の力でなんとかできないうちは待つしかないから。
こどもだろうと大人だろうと。
「じゃあ、幸せは人の手で持ち運べるものではなく、
ただそこにあるものなのだと気付ける、
っていうとだんだんこどもから大人になってる感じする?」
う、そう来たか。
すみません、未熟なもので。
「そうなると次はこれかな。」
くんくんは今考えたのか、ちょっと前に考えていたのか
わからないけど、真理をまた言った。
「ここ、ここにいたり
もはや言葉など不要。
幸あれかし。」
真理への階段。
私は何段目まで登ってきているのだろうか。