「何も見ない、何も聞かないようにして自分の中に入っていくのと、 いろんなものを見て聞いて行くのと、どっちが真理に到達できると思う？」 非常にヨーギらしい問いかけである。 ヨーガ・スートラっぽく選んでみると、前者のような気もするが、 待てよ、正…

「よく駅とかにいる宗教の勧誘の人に声をかけられるけど、 間違いを犯す”人”が言ったことを鵜呑みにする、 自分で考えることをしない人よりも、よほど自分の方が 信仰について理解していると言いたい。」 くんくんが言う。 まあ、そうだろうなと思う。 一回…

くんくんは嘘が言えません。 本当のことしか言えません。 だから人の言葉も、そのまま受け取ります。 鏡のように。 大人になって、カイシャで働くようになって、 「そう思ったけど言わないでおく」ということなど 少しだけ覚えたこともあると思いますが、基…

くんくんのその日の言葉遊びのお題は「鬼」 「○○鬼」といったふうに最後に「キ」をつけて何か言葉を作る。それは何の鬼？という説明も添えて。だんだんお題が高度になるので頭を使う。 例によって私は即席で答える。「すいじょうき」 水を気体にしてしまう鬼…

「あなたは勤勉ですか？」会社に行く支度をしながらくんくんが問う。んー・・・そうでもないな、と思ったので違うと答えると、「どうみても怠惰には見えないけど。」まあ、そうとも言える。怠惰を罪とするあの世でも働かせられるのはイヤだとくんくん。あの…

「信仰というのはそうでなければいられない者達のもの」 くんくんが言う。 「ケルトの戦士は自分のたてた誓いを破ると、 それは呪いに変わるんだ。 自分の信念は一番尊い信仰だからね。 誰かに押しつけられたものではなく。」 それを聞いてから、自分の中で…

北欧三カ国の旅から戻って来たとき、くんくんが言った。 「死ぬまでにやっておきたいことがきっとあると思ってた。 それをして来たんでしょ？」 なんでこの子はそういうのがわかるのかなあ、と思うが、フィンランドのことが気になり始めてから二人でいろんな…