言葉というもの
言葉は何のためにあるんだと思う?
普通に言ったら”コミュニケーション”の為だろうけど。
くんくんに訊ねてみた。
というのも、言葉を使って人とコミュニケーションをとらない人がいるからだ。
「ある前提の元であれば、言葉は完全にコミュニケーションの為ではないと言い切れる。」
ちょっと待って。
ややこしいことはゆっくり一語ずつ考えないと意味がわからない母である。
私は”出来かねます”という言い方が苦手なのと一緒だ。
出来るの?出来ないの?どっちなの?
二重否定のようなのが瞬時にわからない脳である。
さて、
ある前提って?
「つまり、”何もない”という前提。」
「自分がここに存在しているという補償は何もない。」
「それならば言葉はコミュニケーションの為でないと言い切れる。」
ふふん。
なるほど。
じゃあ、逆に言葉を使ってコミュニケーションをしない人にとっては?
「それが自然だからだよ。」
その人にとって?
「そう」
話す代わりにじゃあ何か持っている?
「感じている。それで十分じゃないか。」
なるほど・・・
十分だ。