なぜ私を嫌うのですか?と聞かれたら
くんくんが例のごとく、朝一番に聞いてきた。
「なぜ私を嫌うのですか?と聞かれたらなんて答えるのが
一番いいと思う?」
唐突なので、一般的になのか、対象がいるのかわからないけど、
とりあえずこう答えた。
別に、っていうかな。
好きな人だったら、なんで?!なんで?!なんでそう思うの?!
っていうけど。
するとくんくんが言った。
(もうお気づきかと思いますが、くんくんは私の意見を聞きたいのではなく
自分の考えたことを言いたいのです。)
「あなたを嫌うほどよく知りませんが、あなたのこういう行動や発言が
私を不愉快にさせます」
なるほどねー。
人を嫌ってるわけじゃなく、その行為が気に入らないんだよね、結局のところ
ほとんどのことは。
かのお人なら”罪を憎んで人を憎まず”か?
不愉快だという事実がそこにあるだけ。
これは子育てのときに学んだことだけど、こどもを躾けるときに、
悪い子!と怒るのではなく、あなたがキライなのではない、
こういうことは○○だからしてはいけないと叱るということを覚えた。
そういうことだ。
また、世間ではサッカーの話題が多いように思う今、スポーツ観戦に
まったく興味のない我々は、オリンピックと同じように、
ただ、ああ、そうなんだな、と思っているだけなのだけど、
もしかしたら、その人をちょっと知ったら好きになって(ファンになって)
応援したくなるのかもしれないね。
そう話すと、
「嫌うにも好きになるにも、まず知らなければならない」
と、くんくん。
知らない人は嫌いになりようがない。
確かに。