くんくん哲学と修行中ヨーギ

哲学者くんくんと修行中ヨーギの日常会話

価値のある一人

人と接するのがあまり好きじゃない人の中には、極度に人見知りで、とか
気が弱くて話しかけられないとか、自分に自信がないから、とか、
そういう理由で一人でいる人もいると思う。

でも、人といることよりもはるかに価値のあるものを自分の中に持って
いるからこそ、一人を選んでいる人もいるんだそうだ。

そうか。
だから、群れていない人と話すと面白いものを持っているんだな、と思う。

くんくんいわく、2,3人の心許せる人がいればそれでいいんだそうだ。

お母さんは基本、性善説なんだとくんくんは言う。
日頃の言動からそう思うらしい。
確かにそうかも。

「コイツ、なんかイヤなヤツ」なんて、知る前から思ったことはない。


例え、いんちき勧誘セールスの人でも、いつか気付いて反省する日が来るのかもと

思ったりするし、自分にとって不利益なことをされても、
「世の中にはそういう考え方をする人もいる」

とたいていのことはそれで片づける。


腹が立てばそのあと、つきあわないという選択をすることもあるけれど。


それでも、何か仕方がない理由があるんじゃないか?

と心の中に猶予を持っていることが多い。


疑問は持っても、滅多に人に対して本気で腹を立てないのは昔からだ。

そんなわけで、見知らぬ人でも平気で話しかけるし、その場の空気を共有して人類愛を確認することもある。
口には出さないけど、目の前にいる人が幸せであったらいいと本当に思う。

くんくんみたいなタイプの人から見たら、鬱陶しいのかもしれないが。

でも、くんくんのいうこともとてもよく分かる。


自分の世界の尊さよ。
妄想癖のある私である。
その楽しさや自由さは人との会話よりまさることがある。

芸能人のうわさ話など私には興味のないことなので、

 (誰がつきあってるとか離婚したとか)

そういう会話に使う時間があれば、自分の中でこもっていたほうが数倍楽しい。

「自分の中に何もない人は、人の噂話をするしかないんだ。」
と、くんくんは言う。

確かにそうかもしれない。

「自分の中に持っているものが人と共有できた時、

それは更に大きく楽しく感動的になるんだけどな。」

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