くんくん哲学と修行中ヨーギ

哲学者くんくんと修行中ヨーギの日常会話

死について聞いてみる

ほとんどの人は自分の命が今日までだろうとか、考えながら生きていない。

もちろん私もだ。

だけど、今日、おしまいになっても悔いのないように毎日を生きてやろうとは

思っている。

 

実際にその日が近づいて来たら、私はどう感じるのだろうか?

 

くんくんに聞いてみる。

もし、死をこわがっている人がいたら、なんて声をかける?

 

するとくんくんはやっぱりいつものように表情も声色も変えずに即答する。

 

「死の何がこわい?」

怖い気持ちを取り除くには実態を知ることからか。

 

くんくんは

「痛いとか苦しいとかそういうこと以外に何も感じない」

らしい。

 

つまり「死」に関しては「無」の境地なのか。

 

この世で一緒に過ごした人と会えなくなるのが淋しいのでは、と

聞いてみると、

「それでは先にいなくなってもう二度と会えなくなった人と何が違う?」

「そもそもこの世の中に自分が存在していることすら証明できないのに。」

「自分が存在しているという今だけが唯一。」

 

我思う故に我あり

 

「あなたは自分の存在を証明できるのかと問われたときに、

考え抜いて出た言葉だろう。」

「自分が正しいと思っていることが正しいとは限らない。」

「いかなる可能性も否定できないということは、存在していない可能性も

否定できない。」

 

今という事実がそこにあるだけなのだ。

くんくんは時間すら幻想だという。

 

明日のために準備をしたりする自分がいる。

2ヶ月先の旅が絶対に来ると信じて疑わず、支度をしている。

 

だけどそれでいいんだろう。

明日が来ないかもしれないからと何もしない今でいたら、唯一自分だと

自覚できる今にたいしてなんともったいないことか。

 

今、やりたいことをする。

可能な限り。

 

生き方としてはかなりいい線行ってるんじゃないかと思うよ。

自画自賛

 

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