くんくん哲学と修行中ヨーギ

哲学者くんくんと修行中ヨーギの日常会話

宗教の勧誘

「よく駅とかにいる宗教の勧誘の人に声をかけられるけど、

間違いを犯す”人”が言ったことを鵜呑みにする、

自分で考えることをしない人よりも、よほど自分の方が

信仰について理解していると言いたい。」

くんくんが言う。

 

まあ、そうだろうなと思う。

一回、ちゃんとくんくんと信仰について語り合ったら、

たぶん、その人達は最後の最後には答えられなくなると思う。

 

ローマ法王でさえ、過去の過ちを謝罪しているんだ。」

 

へえ、そうなんだね。

だけど、それを認めて謝るというのは、良い心がけだと思う。

だいたいは認めないし、謝らないから。

 

「人が言ったことをただ信じる、信仰ってそうじゃないでしょ。

例えば神を信じているなら、自分が聞いた神の声を信じるべきだ。

人は間違えるのだから。」

 

いっそ、自分が神だと言い切っちゃう頭のおかしい新興宗教の教祖の方が

まだマシであるとくんくんは続ける。

肯定してるのではないのもわかるし、何を言いたいかはわかる。

自分自身の魂の声を聞けるようにならなければ、その先(上と言った方が

良いだろう)からの声は聞くことは出来ないだろうけれど。

感情に翻弄されているうちはまだまだだ。

(そして私はいつもまだまだとか、向いてないとか、くんくんに言われる。)

 

「真摯に向き合っていないんだよ。人から聞いた言葉を鵜呑みにする人は。」

 

言葉だけ聞くと、もしかしたら何かの宗教を信じている人にとって

これは否定されているとか、非難されていると感じるかも知れないけど、

くんくんはただ淡々と事実を言っているだけなので、そこに感情はない。

 

「別に怒らせたいわけでも、悲しませたいわけでもないから、何も言わないで

”結構です”といって去るけど、ただ、もう少しレベルが上がらないものかな?

と思う。」

 

くんくんの前ではニセモノは透けて見えるんだろうな。