サンスクリットとバベルの塔
随分前にくんくんが言っていたことだけど、12月(つき)の中に、
時の権力者が自分の名前を入れてしまったから
2ヶ月ずれちゃったってやつ。
ジュリアス=July
アウグストス=August
それがなければぴったりなんだそうだ。
サンスクリットでは9はナヴァ、10はダシャ。
というと
「ほらね、まんまじゃん。November、December。」
確かに。
そこからサンスクリット語の音の話になる。
ちなみに4はチャトル。
フランス語ではカトルだから、きっとそこから来てるんだろうな。
そういうと、くんくんがquarter、クワトロもだろうという。
スペルは違っても音だからね、と。
「言葉は繋がっているんだよ。
あながち、バベルの塔の話も嘘じゃないかもね。」
とくんくん。
かつて人は共通の言語で話していた。
空に届く塔を作ろうとして神の怒りに触れ、
人々は罰として、共通言語を取り上げられてしまい、
それぞれの言葉で話すようになったという。
言葉が通じ合えば、戦わずとも済んだかもしれない。
私たちのお気に入りの話だ。