目線を下げる
朝、くんくんが自分の水筒の中蓋をブラシでゴシゴシしていた。
水道の高さに合わせて膝を折り曲げてとてもやりづらそうだったので
背が高いと大変だね、と声をかけたら
「これまで自分が背が高いと思ったことは一度もないよ。
ただ単に、世の中のものが低い人に合わせて作られているだけだよ。
良いことだけどね。
上ばかり見ていたら、苦しむ人が増えるから。」
朝一番に聞いた、何ともやさしい言葉だった。
朝、くんくんが自分の水筒の中蓋をブラシでゴシゴシしていた。
水道の高さに合わせて膝を折り曲げてとてもやりづらそうだったので
背が高いと大変だね、と声をかけたら
「これまで自分が背が高いと思ったことは一度もないよ。
ただ単に、世の中のものが低い人に合わせて作られているだけだよ。
良いことだけどね。
上ばかり見ていたら、苦しむ人が増えるから。」
朝一番に聞いた、何ともやさしい言葉だった。