つばめと王子様の話
つばめと王子様の話についてくんくんと話していた。
王子様が自分の像についている宝石類を貧しい人々に持って行ってもらうのを
つばめに頼んで、最後には目玉までくり抜いて、目が見えなくなり、つばめは
つばめで、何度も往復して飛んでいたのでやっぱりボロボロになってしまい、
冬が来る前に温かい場所に行かれなかったので死んでしまういう何だかあまり
救いのない話。
詳細は覚えていないので違ってたらごめんなさい。
”つばめよ、私の身の宝石をこの国の貧しい人々に分け与えて欲しい”
そういって身を削り、国民のことを思いやる心優しい王子様なんだけど、
「貧しい人に宝石を分け与えるだけ持っている自分をどう思う?」とくんくん。
「それも、隣国とかじゃなくて、”この国”だとしたら業が深いよね。」
確かにそうなんだな。
そうやって一部の人達だけが、金銀財宝に囲まれて豪華絢爛に過ごせるために、
多くの犠牲が下敷きになっているのなら・・・
くんくんにかかると童話も一刀両断。
こどもの頃に読んで、どんな風に感じたか覚えてないけれど、キライじゃないけど
好きでもなかったこの話、たぶん、そういうことなんだろうか?
お姫様が好きだったけど(今でもちょっと好き)もしもお城で暮らしていたとして、
そういうことに目をつぶって生きていけるだろうか?
その仕組みを知ってしまったから。